■ 一条工務店営業職の年収形態
・新卒1年目 年収350万円・新卒2年目 年収400万円
一条工務店の社員は入社2年目に給与形態を最低限保障コースと業績評価コースから選択する。業績評価コースを選んだ場合は、そこから先は契約成績に応じて大きく変わるので、同じ30歳の社員であっても、その年収差は数百万に及ぶ。
・年0棟 年収400万円以下
・年5棟 年収500万円
・年6棟 年収600万円
・年8棟 年収800万円
業績連動の目安としては、35歳以下は受注棟数×90万円、36歳以上は受注棟数×100万円。売り上げ金額ではなく、契約頭数がベース。年間12棟の契約を上げておけば、一般社員でも年収1000万円も夢ではない。昇給に関しては勤続年数の関係はなく、成績次第。役職により5,000円、30,000円、60,000円の手当が出る。年間6棟の契約があれば誰でも500~650万円の年収になるので、インセンティブは他社の住宅メーカーと比べても良い。
■ 給与制度の特徴
営業については基本給の定期昇給が無い完全歩合制なので、支店長でも家が売れなければ低い給料。逆を言えば売れる人は新人でもかなり稼ぐことができる。トップセールスマンは年収1000万円を超える。しかし、それはごく一部で、ほとんどの社員は低い基本給に苦しんでいる。一棟も売れない月は手取りが10万円代になることも。注文住宅という商材は年に何棟も売れるようなものではないし、営業に使う車の維持費などを考えると生活は楽ではない。離職率が高いのは、会社からクビを宣告されるのではなく、食べていけないほど困窮するから。逆にコンスタントに営業で稼ぎながら定年まで勤め上げることができれば、生涯賃金は勝ち組になるだろう。■ 賞与制度
半年ごとに賞与があり、受注金額ではなく何棟契約したかによって決まるポイント制になっている。契約と着工許可のタイミングでポイントがつき、給与グラフになぞらえて支給される。年間4棟以下の場合、ボーナスが0円になるだけではなく、ペナルティとして毎月2万円の給料カット。時々、予告なしに行われるお小遣いキャンペーンと呼ばれる特別ボーナス制度があり、月の給料とは別に2.5万円~10万円/1棟が支給される。